井上さんご夫婦のいちご園は、大三島ICの近くの道を隔てるとすぐ海という抜群の立地条件にあります。しまなみ海道の開通と同時にお父様夫婦がいちご園を開園しました。開園当初のお客はほとんど広島県側のお客さんだったといいます。
5年前に園地を引き継ぎ、ハウス面積も拡大。当初はご両親が長年の感覚で培った技術をデータに落としながらその栽培技術を学んだそう。現在では口コミで徐々にお客さんも増え、今では県内外の約5,000人以上のお客が美味しい苺を求め橋を渡り大三島に来られてます。
栽培品種は、愛媛県のオリジナル品種「紅い雫」、「あまおとめ」が主力。愛媛産のイチゴの味や香りは独特で、広島県側のお客さんにも大人気。毎月のように新しい仲間をつてれ来てくれるリピーターさんも多いといいます。100個以上食べる若い女性客も少なくないとのこと。
「小さなころからお店を開くのが夢だった。」という奥様の衣美さんは、いちご狩りシーズンの1月から5月までは農園で持ち前の明るい人柄で接客。シーズンオフにはキッチンカーで県内のイベントに出店しスムージーやジェラートを提供しています。
果実は「せとうちみなとマルシェ」の「しまなみみんなのディッシュ」ブースでも販売し、井上苺園の味を知るお客さんも多く即完売。昨年、商品化した地元の大三島みんなのワイナリーとのコラボで作った苺のスパークリングワインも好評でした。「接客で人と話すのも生きがい」という衣美さんと、それをやさしく見守る洋平さんが作る苺やそれを使った商品は、これからも多くの県内外から訪れる観光客を魅了するに違いありません。
Comments