2014年に宮城から大三島に移住した瀬戸洋樹さん。自然農法グループの「あしたも」が取り組む農薬、化学肥料不使用栽培に参加し、無農薬でも栽培できる品目、品種を選びハウスや露地でなんと年間６０種類以上の野菜と柑橘類を栽培されています。
瀬戸さんは、除草剤や化学肥料など土壌に負担となるものは使用せず、土の中の微生物が活動しやすい畑づくりを目指しているとのこと。パプリカやズッキーニなどを農薬を使わず長期間栽培することは難しいはずですが、瀬戸さんの園地ではとても綺麗で美味しい野菜が実っていました。
野菜類の窒素分を補うためにのびのびとした傾斜地で平飼いしている鶏達は、とても穏やかで人懐っこく、扉を開けても逃げ出すことがありません。瀬戸さん曰く鶏も「食べ物で変わるんです。」とのこと。
２人の娘さんの父でもある瀬戸さんは、自然豊かな大三島で育児と農業の両立を目指して就農されました。今ではお子さん達も卵や野菜の収穫をお手伝いするなど、家族ぐるみの農業を実践されています。
「人も自然も健康に」を基本に県内外のこだわり飲食店や自然志向の消費者に自然農法の野菜類を出荷中。本プロジェクトで企画したTV番組「Tai飯」とのコラボ料理番組でも料理家や出演者が絶賛した野菜類は、これからもシェフや消費者の評価を受け続けることに間違いありません。
