熊本出身の亀谷潤さんは、全国各地での農業研修中に大三島で廃業する養蜂農家さんと運命的な出会いをして、2021年に大三島に移住を決心。養蜂を中心に自然農法での果樹栽培のほか、狩猟から獣肉の解体処理までを手がける地域づくりのオールラウンダーです。
こだわりの養蜂は抗生物質を使わない自然養蜂。蜂箱を農業用のネットで覆い天敵のスズメバチから守るなど、これまでの柑橘や野菜の栽培で培った自然農法の経験や工夫で様々な困難を克服しています。
30万匹の蜂を従える大社長(本人談)は、「社員に無理をさせない(蜜を採りすぎず蜂のために残す)養蜂」とのこと。様々な作業には、亀谷さんの蜂たちにも優しい人柄が随所で垣間見れます。
キウイフルーツ、レモンの花からとった蜂蜜は、こだわりの消費者からも絶賛される逸品です。昨年からは蜜どりのためにアボカドの栽培にも着手。アボカドは寒さや風に弱く愛媛県でも適地は限られていますが、日当たりのよい大三島の沿岸部は適地とのこと。亀谷さんの島の日々の生活や農業を紹介している充実のHPも必見です。
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