大三島自然農法グループあしたもの代表をつとめる越智資行さんは、自然の力を生かした柑橘や野菜の自然農法による栽培に取り組んでいます。「土壌や微生物、昆虫、草などとの共生が大事」だという越智さんは、自然農法を「人本来の生き方なんですよ」と話してくれました。
自然農法で栽培する圃場は、除草剤をやらなくても外来の大きな草も生えず綺麗。夏場でも適度な水分が保たれ土もふかふかになっています。こうなるには少なくても3年以上の歳月が必要で、草を刈るタイミングなどを正確に学んで知る必要があるとのこと。
なぜか何か月も前に摘果したみかんが腐らずそのまま園地にゴロゴロ残っているのは不思議な光景です。越智さん曰く自然農法でみかん自体が強く育っているのだといいます。
手がけている柑橘や野菜類数十種を全国の自然農法を支持するファンに向け定期的に宅配中。有機栽培の柑橘類を使ったゆずぽん酢などの加工品も多くのファンが待ちわびるプレミアムな逸品になっています。
多彩な趣味を持ち写真家でもある越智さんは、グループの頼れる兄貴のような存在です。
越智さんの園地には、自然農法に興味がある若者や移住希望者が全国から訪れています。島の後継者を育てる越智さんの活動は今後も注目です。
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